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2005年5月16日 (月曜日)

風薫る五月

 風薫る五月となりました。御在所岳でアカヤシオの花が咲いたという便りが届いて来ると堰を切ったように次々と花の便りが舞い込んできます。

 自然とのふれあいをモチーフにした三重の環境・トップページの投稿写真にも次々とみなさんの力作が寄せられています。どうぞ、ご覧ください。
 また、ライブカメラが設置されている「青山高原」の風景には、初夏の風を受けて力強く回る風力発電施設、そして五月下旬にはたくさんのツツジが咲き誇りる様子がカメラを通して少し伺えると思います。

 種田山頭火が、「けふもいちにち風をあるいてきた」と詠んでいます。青田が日々色濃くなる季節に山頭火は行乞途上にありました。自然のなかを歩き続けている姿がこの句からうかがえます。句集ではこの作品のあとに、「ほうたるこいこいふるさとにきた」とも詠んでいます。

*

 常一さんと聞けば誰を思い浮かべるでしょうか? 宮本常一さんと西岡常一さんの二人を思い浮かべる方々も多いと思います。今回は、西岡常一さんの語録をお借りします。

 西岡さんは、法隆寺金堂の大修理、法輪寺三重塔、薬師寺金堂や西塔などの復元を果たした宮大工棟梁として有名です。

 語録に
 「わたしどもは木のクセのことを木の心やと言うとります。風をよけて、こっちへねじろうとしているのが、神経はないけど、心があるということですな。」
 「木のクセを見抜いてうまく組まなくてはなりませんが、木のクセをうまく組むためには人の心を組まなあきません。」
 「あなたが今造っているものが、五十年もたったらその町の文化になる。そういうものを造らなければいけない。」
 「どの木にもそれぞれ癖があり、右や左にねじれようとする。右にねじれた木は、左にねじれたあの木とくみあわせたい。何百年後の木の性質と相談しながら、それぞれの癖を見抜いて使ってあげたい……。」
 (堂塔を建てる際には)「木は山ごと買って、その山の南に生えていた木を南側に使い、北の木は北に使い、西の木は西に、東の木は東に使え」
などがあります。

 環境活動を実践する我々にも共通するずっしりと重い言葉に揺るぎないものを感じます。

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