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2005年1月22日 (土曜日)

塵埃秘帖・大寒号 メジロ

大寒のあくる日はうっすらと積雪をする所もありました。
中勢区域を越えて北上すると田畑が白くなってまして、スポーツセンターの坂道を越えると道路も真っ白でした。

今朝、さざんかの垣根の中からスズメよりひとまわり小さい小鳥がキンモクセイの枝に飛び移ってチチチッと啼いている。メジロでしょう、きっと。
さざんかの垣根のねきを通ると甘い蜜の匂いがします。
日が差してきたらメジロはどっかに消えてしまいました。

mejiro

塵埃秘帖・大寒号、書きました。

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あれよあれよと言う間に大寒が過ぎてしまった。

暦とは不思議なもので、今年も去年も、この大寒のあくる日に寒気団が襲ってきている。去年(2004年1月)の御在所岳は深夜から早朝にかけての気温はマイナス10℃を超えて、鈴鹿山麓リサーチパークにもたくさんの積雪があり、玄関には雪ダルマまで登場した。寒さに身の引き締まる思いを抱いておいでの方も多かろうと思う。寒さよりも暑さのほうがマシと仰る方々の話を聞くと、暑いのはエアコンで凌げるが、寒さは動こうという気になれないのだという。科学技術のお蔭で私たちは確実に快適な暮らしを手に入れてきた。これを文明の進化と呼んで満足に浸っている。しかし、一方で地球が温暖化現象は刻々と進んでゆく。

人類は、暖かい気候に慣れて幸せのように見えるが、実は少し寒い気候のほうが暮らしに適しているのではないか、いつものことながら思い、考え込んでしまう。昔、三内丸山遺跡を訪ねたときのことを思い出す。縄文遺跡で、相当大規模な発見があった。大きな不思議な建築物跡も発見されている。到着してひととおりを見学してもなお感動が引いてゆかず、後日になって予定を変更して再び訪れたとほど素晴らしい感動をもたらしてくれたあの遺跡だ。夏の旅だったので涼しかったが、今の季節はかなりの寒さで、積雪も1,2メートルに及ぶだろう。そんな地域での大昔の暮らしは厳しかっただろうが、寒ささえ辛抱すれば、栄養価の高い果実は春夏秋冬の大部分で収穫でき、魚介類も豊富だったし、疫病も少なかったはずだ。

寒さは大敵のように思われている。朝起きるのが辛いし、雪が降り積もれば交通が麻痺し、電車が遅れ、センター試験に遅刻者が出る。まあ、どれをとっても文明が進化したことによって感じるようになった不都合でしょといいたい。それを科学技術で克服して満足をしているだけで、新しい課題が次々と発生してくる。それを大きくひとからげにしたのが「地球温暖化」だから。

積極的な活動家のみなさんは、車に乗るな、電気を消せ…様々な提案・発案をして、こんな簡単なこともできないのか目くじらをたてる。目くじらを立てるほどに活動が新興宗教色のようなものを帯びてくる。仕方がないか。

答えなどない。じっくりと見直すことが大事なんだと思う。トントントンと進んできたテンポで見直しちゃあダメなんだろう。じわじわじわっと環境が変化してきたテンポでじっくりと見直す。自分たちの腐りきった(科学技術に侵されてしまった)文明生活を、縄文時代のところまで引き戻して考えてみる必要があるんじゃないか。情報科学のもたらした利便性は、いまや常識なんだけど、思い切って削ぎ取るほうがいいんじゃないか。

2002年の冬に
 火遊びとわからず燃える落ち葉かな 〔ねこ〕
なんていうことを書いている私が居る。そんなに深い意味で書いたわけではないが、もしかしたら、文明は今、大きな「火遊び」をしているのかもしれない。

さざんかの花と落ち葉を掻き集めようと庭に出たら、甘い甘い蜜の香りがした。メジロ(だと思う)が垣根から飛び出し大急ぎで屋根まで舞い上がってウグイス色の小さな身体をぴょんぴょんと動かしている。朝はそれなりに寒いほうがいい、と感じた。

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