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2004年6月21日 (月曜日)

6月21日号 夏至篇

ツバメが監視室のある3Fの窓の外にたくさん来る。テラスの手すりに止まってしばらくすると急降下してどこかに消えては、また別のヤツが飛んでくる。まだ、柄も小さく、きっと雛だろうと思う。飛び方を覚えたばかりのようすで、危なっかしい。嵐の風に煽られるように急降下してゆく。

そんなツバメの姿を見ていたあくる日、6月16日には今年最初の光化学注意報となった。「ええ?光化学スモッグって今でもあるんですか!」って驚かれたばかりだったのに。

今週は、台風6号が近づいてきた。6月の台風は珍しい。2,3日前に沖縄諸島付近にいた。今の季節だから九州の西側を通って朝鮮半島に抜けてゆくのかと思っていたが、予想に反して近畿地方にやってきた。金曜日や土曜日は確かに嵐の前の静けさで、風はややあったものの雨など降らず、日差しはきつく真夏のようだった。しかし夏のように湿気がないので意外とカラリとしていた。

ツバメの奴、やがて嵐が来ることを知っているのだろうか。横殴りの雨が必ずやってくる。でもどうにかなるだろう。6月の台風なんて聞いたことないよ。そう思っていたら、夏至の今日、台風6号は四国東部から紀伊半島を襲った。

風のおかげで光化学の恐れはないので、明日は台風一過で空気も綺麗となって、ホッとひと息できる1日になりそうだ。

今年はこの先の梅雨開け後が怖い・・・

2004年6月 5日 (土曜日)

6月5日号 芒種篇

勢和村のあじさいの道を訪ねた。というか、偶然に傍を通り素敵な散歩道が目に留まったので足を踏み入れたのです。

立梅用水という歴史のある水路沿いにあじさいの花が植え込まれていて,散歩道の脇の樹木には名称の札が掛けてある。手間の掛かる作業だっただろうが、通りゆく人はこのご苦労のお蔭で自然に親しみを持ち、やがてそれが自然の姿になってゆくのであれば,甲斐もあろう。

子どものころに親しんだ生き物がごく普通にいるだけのように私には見えるのだが、ここに絶滅の危機に瀕するメダカなどもいる。資本と言う文明が切り棄てた自然という貴重品は、大きくかけ離れてしまった時空のうえで動いているのではないかと思う。つまり、大局的に幸福を見極めることの出来なかった人々が、ある日突然、都合よくも格好をつけて自然保護の運動などをしても、報われるのだろうか。

この自然保護はホンモノだと思うものの、まだまだ環境に目を向けようとする人口が少ないことや人々を惹き付けられない無力を思うとじれったい。

そんなことを考えながら歩いていると、足元に蜥蜴が飛び出して私を驚かせて茂みに消えた。ハッとした拍子に大きく息を呑んだ。深呼吸をしたら草の匂いがした。子どものころの、あの匂いだった。

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